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日本文化の魅力をいつか英語で伝えたい!

京都府立大学文学部歴史学科2年
善積沙耶子

「机に向かって勉強するのは苦手」「先生があきれるほど単語力がなくて」と、自らの苦手を笑い飛ばし、なんとセンター試験で満点をとったというリスニング力を誇る。得意なこと、好きなことを自覚し、そこを重点的に伸ばすことができたのはelifetでのびのびと学習した影響が大きいようだ。

 

音読を繰り返して習得した“雰囲気解き”

 

― 英語に興味を持ったきっかけを教えて下さい。

 

物心ついた4、5歳の頃から幼児向けの英会話教室に通っていて、早くから英語で数字を言えたり、英語の歌が歌えたり。学習塾というよりは、遊びながら英語の感覚を身につけるといった感じの場所で、小学校4、5年まで通っていました。

 

― 辞めてしまった理由は?

 

中学受験の塾に通い始めて忙しくなったので、英会話教室を辞めてしまいました。ちょうど周りの友達が中学受験の塾に通い始めて、四捨五入ができることを自慢されたことが悔しくて。

「私も塾に行く!」と親にお願いして通い始めたんですけど、5教科を勉強するのが大変すぎて、1年後に「なんであの時、自分から塾に行くって言っちゃったんだろう⁉」って後悔しました(笑)。

 

― 受験はうまくいったのでしょうか?

 

志望校の甲南女子中学に合格し、そのまま高校まで一貫教育を受けました。

 

― elifetに入会したのはいつですか。

 

当時、中学1年だった姉がelifetの第一期生として入会して、小学5年だった私は姉についてelifet主催のクリスマス会に参加させてもらっていましたけど、当時は中学生以上のクラスしかなかったので、中学受験が終わってからすぐに入会。大学直前の高校3年の冬まで 、週1回のペースで通っていました。

 

― 子供の頃から常に学ぶ環境に身を置いていたのですね。

 

正直、勉強が得意なわけではないですし、思春期の頃、勉強が嫌いになってしまった時期もありました。それでも週に1回elifetに通っていたことで、家では勉強しなくてもelifetにくれば必然的に英語に触れるという環境があったことは、とても良かったと思います。

 

― 中学・高校時代の得意科目は?

 

理科が得意でした。英語は、長文の読解問題を解くのは好きだったんですけど、文法や活用形を覚えなければいけないとか、細かいことを言われてしまうと頭に入ってこなくなってしまって。学校の英語に関しては苦手意識がありましたね。

 

― 文法が苦手で、長文の読解はできるのですか。

 

私は“雰囲気解き”と呼んでいるんですけど、文章を聞いたり読んだりしたら、なんとなくの雰囲気で意味が理解できるんです。ちゃんと訳しなさいといわれたら、単語力が少ないから正確には訳せないんですけど、どういう文章でしたかと聞かれたら、答えられるというか。

elifetに通い始めて約3年が経った中学3年から高校1年にかけて、そういった感覚が身につきました。それ以降はいつもテストで8割ぐらい取れていましたし、中学3年の時には姉より早く英検二級をとったんですよ。

 

― elifetでの、どんな勉強法が“雰囲気解き”に影響していますか。

 

先生がおっしゃっていた話によると、私たちが細かい文法を習わずに日本語を話せるのは、小さい頃から親など身近な人の話し言葉を真似して、間違えたら言葉を直されて、また真似をし、自然に文章感覚を身につけていく からだそうです。

そうやって経験の中から日本語の文法が身についてきたことに基づいて、elifetでは英語の音読を何度も繰り返しながら、日本語訳を頭の中に入れるレッスンを実践。そうすると、分からない単語が多少あっても「この文章は、こういう意味だ」と推測できるように なってきます。

 

― なるほど。

 

どれぐらい私に単語力がなかったかというと、センター二次試験の英作文の対策としてelifetの先生に個別指導を受けた時、私があまりにも単語を知らないので担当してくれた先生が絶望してしまったぐらいなんですよ。

 

― それは面白いエピソードですね(笑)。

 

その代わりリスニングではセンターで満点をとりました。elifetに通いながら、「私は単語を覚えるのが得意ではない」ということが分かったので、苦手なものに時間を使うのではなく、得意なリスニングに力を入れたことが良い結果につながったのだと思います。

 

外国人観光客に英語で道案内

 

― 学生時代に留学経験もあるそうですね。

 

はい。中学3年と高校1年の時に、それぞれ二週間カナダに行きました。中学の時は、赤毛のアンの舞台になったプリンスエドワード島にホームステイ。英語でのやりとりが多少できるレベルだったにもかかわらず、人見知りの性格のせいでホームステイ先の家族に積極的に話しかけることができなくて…。

そんな私の気持ちをほぐそうと、ホストファミリーが色々話しかけてくれたり、観光名所や海に連れて行ってくれたりして楽しかった思い出があります。

 

― 高校での留学ではどんな思い出がありますか。

 

ブリティッシュコロンビア大学が夏休みの期間中、寮を語学学校の生徒に提供していて、そこに滞在しながら英語の勉強をしました。

有名な大学に付属している語学学校なので、色んな国から生徒が集まっていたんですけど、結局、日本人と仲良くなるという、よくあるパターンで(笑)。今でも連絡を取り合っているほど仲が良いんですよ。

 

― 中学の時と比べて英語力がアップしていたのでは?

 

そうですね。英語力が上がっていたのは良かったんですけど、夜中に友達と盛り上がって話していたら、カナダ人の先生に怒られてしまって。その怒られた人たちの中で、私が英語のクラスが一番上だったがために、先生に「あなただったら理解できるでしょ」って言われてバーっと英語で怒られて、「他の子に後で伝えておいてね」って。

今では良い思い出ですけど、その瞬間はめっちゃ怖かったです(笑)。

 

― 英語にまつわる色んな経験をしながら、現在21歳。京都府立大学文学部歴史学科に通われています。

 

中学・高校時代、茶道部での経験を通して日本文化の奥深さに触れて、大学では歴史学科、なかでも世界遺産や考古学について学ぶ文化遺産学というコースに進もうと思っています。

学校以外の活動では、京都の八坂神社と護王神社で二年連続、巫女さんの正月アルバイトをするなど、「私は日本文化について興味があるんだな」ということを自覚するようになりました。

 

― 京都は日本文化に触れられる絶好の場所ですね。英語を使う機会は?

 

大学で英語を使う機会はないのですが、外国人観光客が多い街なので、よく道を尋ねられます。聞かれた瞬間は「どうしよう⁉ なんて答えよう⁉」って焦りますけど、elifetで培った英語力を活かして道案内をしていますよ。

いつか機会があれば、日本文化の魅力を海外の人に向けて英語で伝えていきたいですね。

 

― elifetに通っていなかったら、と考えると?

 

どうやって生きていたんでしょうか(笑)。学校で文法中心に英語を勉強していたら、苦手意識が強くなって英語が嫌いになっていたかもしれません。

 

― 今後、elifetに通う人たちに一言お願いします!

 

elifetなら楽しみながら学べる、そこが他の英会話スクールとは違う点だと思います。

正直、私はひたすら机に座って勉強をすることが嫌いですけど、elifetでネイティブの先生と会話をしたり、学校の勉強で分からないことがあれば気軽に聞いたりするなど、レッスンの60分間がとても充実していました。

それが結果的に、英語の実力アップにつながったと思います。

 

― 経験に基づくアドバイスは説得力がありますね。

 

これを人に言ったら驚かれるんですけど、私、勉強嫌いだったので、受験勉強は1日に3時間くらいしかしてないんですよ。

単語の暗記が苦手なら、得意なリスニングを伸ばすなど自分の能力を見極めて、とにかく勉強と意識せずに楽しみながら学ぶこと。そういった学びの姿勢が身についたのはelifetのおかげだと思います。

研究職でもキックボクシングでも、英語ができれば海外で活躍できる!

京都大学工学部工業化学科3回生
西島士湧

勉強熱心な母に背中を押されて、elifetの門を叩いた。レッスンでは、ネイティブの先生と共通の趣味であるゲームの話をしたり、音楽について語ったり。興味のある内容をとことん追求できたからこそ、「楽しみながら英語を自分のものにできた」という。elifetでの学び、そして英語と共に歩む未来について語ってくれた。

 

語学は音から学ぶのが良い

 

― elifetで英語を学んだきっかけを教えてもらえますか。

 

中学1年の頃、鉄緑会という塾に通っていたのですが、ガリガリと勉強するのが性格的に合っていなかったので退会して。「じゃあ次に何を学ぼう?」と考えていたら、「今の時代、英会話は必要だから」と母に勧められて英会話教室に通うことにしました。

いくつかの英会話教室に見学に行って、直感的に「elifetがいいな」と。中学1年の秋から週2回のペースで通い始めて、高校までの5年間通いました。

 

― お母さまの勧めだったのですね。

 

母は、将来英語が必ず必要になるからと、僕が小さい頃から家族旅行でアメリカ、バリ、ドバイなどに連れて行ってくれました。

 

― どの国が印象に残っていますか?

 

ドバイは、とにかく世界一を目指している国で熱いものを感じましたし、高校2年の時に短期留学したカナダでは、友達と寮を抜け出してこっそり夜の海を探検に行ったんですけど、居たのはホームレスばかりで(笑)。結局、ホームレスの人たちとお互いの国の政治の話を交わして、帰ってきました。

 

― 英語で会話をしたのですか?

 

はい。高校の時には英語が理解できるようになっていたので、友達に通訳をしながら僕が英語でやりとりをしました。

 

― 中学1年から通い始めて高校で英語が話せるようになっていたとは、すごいですね。

 

高校の学園祭ではバンドのボーカルを担当して英語の歌を歌ったり、お客さんを英語であおったり。勉強以外でも英語を活用していましたね。

elifetのレッスンはとてもフレキシブルなので、学園祭前のレッスンでは先生に英語のあおり文句を色々教えてもらった思い出があります。

 

― 生徒さんの興味があることにフォーカスしたレッスン内容なのですね。

 

はい。楽しみながらレッスンをしたから英語力が伸びたのだと思いますし、なによりも、elifetが力を入れている言語学と脳科学に基づいた勉強法が僕に合っていたのだと思います。

 

― どんな勉強法ですか?

 

例えば、単語を覚える時には、写真とそこに書かれている日本語を確認し、それから英語を覚えることで、自然と日本語を介さなくても英語からイメージが湧くようになりました。 また、単語を覚えるにしろ、文章読解にしろ、音から入っていく勉強法でした。

 

― それこそがelifet流。

 

必ずその方法で学ばなければいけないわけではなく、elifetは時と場合、人によって最適な方法を実践してくれます一度、先生に「そろそろ、写真なしで、音と文字だけで暗記していかないか」と提案されたことがあるんですよ。

性格的に次々と文字から暗記することが合っている人もいるでしょうし、僕の場合は視覚から覚えるほうが合っていたので、「このままでお願いします」と話しました。

 

― いづれにせよ、音による学習に力を入れているようですね。

 

そうですね。先生方もよくおっしゃっていましたが、音から学習すると記憶力が増すだけでなく、リスニングやスピーキングにもつながります。単語も音と文脈からだと、すごく速く覚えられ、しかも記憶に深く残るようになるので、やっていて楽しかったです。

 

― なるほど。その勉強法で学校の成績も上がったのでしょうか?

 

elifetは、文法を重点的に教える学校の英語教育とは違うので、通い始めてすぐには成績には結びつかず父親が心配していた時期もありましたが、通い始めて1年が経った頃中学2年生の終わりから英語の成績が上がり始めたんです。中学3年生で、英検2級もとりました。

なぜだろうと考えてみると、音が分かって、発音もできる単語が増えてネイティブの先生との会話がスムーズにできるようになると、英語に対する苦手意識がなくなっていくんですね。むしろ、どんどん自信がついて学校の勉強にも反映される。

高校では準1級を取得し、高校の実力テストでも常に良い成績を収めることができました。

 

楽しみながら学ぶことが大切

 

― elifetの先生に関してはいかがでしたか。

 

3年間、同じ先生に学んでいたのですが、先生との相性が良/かったことも英語力アップにつながったと思います。

先ほどお話した学園祭での英語のあおりもそうですし、先生とゲームの話で盛り上がったり。興味のあるトピックをレッスンに取り入れることができるので、新しい単語を覚えるのが楽しくてしょうがなかったです。楽しみながら学ぶ、それが一番大切だと思います。

 

― レッスンは英語オンリーなのですか?

 

いえ、先生たちのほとんどがバイリンガルで、もちろん英語はネイティブですけど日本語も喋れる人ばかりなので、分からないことは日本語で聞いたりしましたよ。

先生自身が日本語を学んだ経験があれば、日本語の微妙なニュアンスをきちんと理解した上で、英語を教えてくれます。英語で分からないことを英語で説明されても理解できないので、日本語や日本の文化を理解している先生に学べてよかったと思います。

 

― 例えば、どんなことを学びましたか?

 

ThisとThatについて、先生とたくさん話し合ったことを覚えています。

単純に“これ”と“あれ”といった具合に距離感によって使い分けるだけではなく、日本語にはないニュアンスのThatがあって、“あれ”とは訳さないでいいと言われても、なかなか頭では理解できなくて…。僕が納得できるまで、じっくり先生が説明して下さいました。

そういったニュアンス的なことは日本語で説明を受けたほうが、理解しやすかったです。

 

― 高校卒業と同時にelifetを退会され、京都大学に入学。

 

京大は研究の機関が充実していますから、研究をやるんだったら京大がいいかなと思いました。

 

― 大学では化学を専攻されています。

 

もともと物理工系を志望していたのですが、成績がついてこなくて二次志望で化学のほうに進みました。実際に学んでみると、想像していたよりも興味が持てる分野だったので毎日が充実していますし、もっと知識を深めるために大学院にいくことを考えています。

 

― 将来についてどう考えていますか?

 

この先どうするかは悩むところですが、海外の大学に進んだり、研究職やインターンとして海外に行く先輩たちもいるので、そちらのほうも視野に入れています。

 

― ちなみに勉強以外で何か夢中になっていることはありますか。

 

大学に入って少林寺拳法部に 入ったことがきっかけで、今はキックボクシングのジムに通っています。プロ試験に合格したので大会に出ることもできるんですよ。

マイナースポーツなので、これで食べていくのは難しいでしょうが、「いつか世界的に有名なキックボクサーになってやるぞ!」とイメージトレーニングしながら日々練習に励んでいます。

 

― 研究にせよキックボクシングにせよ、いづれ海外に…と思いを抱くのは英語を習得しているからでしょうね。今後、どのように英語を活用していきたいですか?

 

研究職に進めば、英語で書かれた論文に触れることも多くなると思うので、日本語に訳された内容物ではなく、英語の文献がそのまま読めるように鍛えていきたいです。

 

― 最後に、これからelifetで学ぶ生徒さんにメッセージをお願いします!

 

まずは単語を覚えること。それさえクリアしたら、あとは先生と楽しく会話をして欲しいですね。自分の興味があることをたくさん話して、とにかく楽しみながら学んでいくことが英語を上達させる秘訣だと思います。